【オフショア開発】次に来るのは“カンボジア”!ベトナムの次を見据える企業が動き始めている理由とは?
- オフショア開発コンシェルジュ
- 5月27日
- 読了時間: 4分
更新日:5月29日

日本企業にとって、オフショア開発はすでに「当たり前」の手段となりました。しかし、ベトナムやフィリピンではエンジニア単価の上昇や優秀人材の争奪戦が激化し、「次の開発拠点はどこにすべきか?」という問いが現実味を帯びています。
そんな中で、次なるブルーオーシャンとして注目されているのが「カンボジア」です。
本記事では、なぜ今カンボジアが注目されているのか、「次にカンボジアが来る3つの理由」や「日本対応可能な注目企業3選」、さらに現地の実情と課題、将来性まで詳しく解説します。
次に“カンボジア”が来る3つの理由
1. 圧倒的な人件費メリットと若年層人口
平均エンジニア月収:約5〜8万円(ベトナムの半額以下)
平均年齢:約25歳(日本は49歳)
18〜35歳が全体の40%以上⮕ 若く安価な労働力が今後10年以上安定供給される可能性が高い
2. 英語力と国際対応力
小学校から英語教育が実施され、ASEAN内でも高水準
英語案件に強く、日本語対応スタッフの育成も一部企業で進行中⮕ グローバル案件にも対応可能で、日本語支援も今後拡大が見込める
3. まだ未成熟だからこその“先行者利益”
エンジニア100名以上の企業は全国で10社未満
需要に対して供給が追いついていない状態⮕ 今動けば、競争相手が少ない中で優秀な開発パートナーと関係を築ける
日本対応可能!注目のカンボジア企業3選
拠点:プノンペン
サービス:Web/モバイルアプリ開発、UI/UX、クラウド
特徴:
日本語対応可能なPM在籍
アジャイル開発・柔軟な対応
日本企業の実績あり✅ 将来性:教育に注力し、急成長中
2. Dynamo Tech Solutions Co., Ltd.
拠点:プノンペン
サービス:業務系システム、QA、クラウド構築など
特徴:
日系共同出資で日本品質に対応
日本語スタッフ常駐✅ 将来性:日系中小企業と多数の継続案件あり
3. PLAN-B(Cambodia)Co.,Ltd.
拠点:プノンペン(日本本社の現地法人)
サービス:Web制作、アプリ開発、デジタルマーケティング
特徴:
日本式教育で品質管理
上流から下流までワンストップ対応✅ 将来性:日本本社の基準を踏襲しているため、依頼の安心感が段違い
カンボジアのオフショア開発、6つの注目ポイント(数値で見る魅力)
ポイント | 内容 |
若年層人口 | 人口1,700万人、平均年齢25歳、18〜35歳が40%以上 |
政府のICT投資 | IT大学整備、海外連携教育、Master Planによる人材育成政策 |
コスト競争力 | エンジニア単価は日本に比べて1/5程度、コストメリットが大きい |
英語力/国際感覚 | 教育制度に英語組込み、ASEANでも高水準、グローバル対応企業あり |
政治・経済の安定性 | 米ドル経済圏、AFTA加盟、外資進出に寛容な制度 |
市場の未成熟さ=先行者利益 | 大規模企業がまだ少数、開発需要は急上昇中 |
カンボジアのオフショア開発が抱える課題
エンジニア数の不足:中〜大規模案件に対応できる企業はまだ限られる
日本語対応人材の不足:英語に強い一方、日本語ネイティブレベルの対応は一部のみ
開発実績の少なさ:特に日本向けの案件経験は少ない企業もある
しかし、これらは逆に「今から関係を築く」ことで差別化につながる余地でもあります。
ベトナム・フィリピンとの比較
項目 | ベトナム | フィリピン | カンボジア |
平均人件費 | 高 | 中 | 低 |
英語対応力 | △ | ◎ | ◯(成長中) |
日本語対応力 | ◯ | △ | △(一部企業は◎) |
市場成熟度 | 高 | 中 | 低(今がチャンス) |
政治的安定性 | ◯ | △ | ◯ |
先行者メリット | 小 | 中 | 大きい! |
まとめ|“ポスト・ベトナム”の本命はカンボジアか?
ベトナムでのオフショア開発が当たり前になった今、次の一手としてカンボジアを選ぶ企業がじわじわと増えています。
圧倒的なコストメリット
豊富な若手リソース
今ならパートナー企業の選定で先行者優位が取れる
今こそ、「開発の次なる拠点」を見据えた戦略的な動きが必要です。
▶ 最後に:カンボジア開発にご興味のある方へ
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