地方のシステム会社がベトナムのオフショア開発会社と組むメリットとは?
- オフショア開発コンシェルジュ
- 6月14日
- 読了時間: 3分

近年、地方の中小IT企業でもベトナムを中心としたオフショア開発パートナーとの連携が現実的な選択肢になっています。かつては「コスト削減のための大企業向け」という印象の強かったオフショア開発ですが、今では中堅・中小企業が開発リソースを柔軟に確保する手段として積極的に活用しています。
本記事では、地方のシステム会社がベトナムの開発パートナーと協業体制を構築することで得られる主なメリットをご紹介します。
1. 慢性的なエンジニア不足の解消
地方では、ITエンジニアの採用が都市部に比べて困難であり、リソース不足が深刻な課題です。ベトナムの優秀なエンジニアと連携することで、
内製チームではカバーしきれない案件への対応
急なプロジェクト増加に対する柔軟なリソース確保
特定技術(モバイル、クラウド、AI等)の専門スキル補完
が可能になります。
2. コストパフォーマンスの高い体制構築
ベトナムの人件費は日本に比べて圧倒的に低く、同レベルの技術力を約1/2〜1/3のコストで確保できることが多いです。
単に「安い」だけでなく、近年は品質志向の企業が増えており、日本の開発プロセスに準拠した品質管理も浸透してきています。
3. 時間差を活かした“追い開発”が可能
日本とベトナムの時差はたったの2時間。コミュニケーション上のストレスが少なく、日本側が夕方に出したタスクを翌朝には対応済みという体制も構築しやすいです。
また、日本側が顧客対応・仕様調整に集中し、ベトナム側が実装を担当するような役割分担で生産性を大きく向上させることもできます。
4. プロジェクトごとの柔軟な体制構築が可能
ベトナムの開発会社の多くは、チーム型開発や専任エンジニアのアサインに柔軟に対応しています。
短期のPoC開発
長期運用が前提のシステム開発
要件が流動的なスタートアップ支援
など、プロジェクトの性質に応じて最適な開発体制を構築できるのは、少人数体制の地方企業にとって非常に大きなメリットです。
5. 日本語対応・文化理解の進化
「オフショア開発は言語や文化の壁が不安」という声もありますが、最近のベトナムの開発会社では、
日本語対応エンジニアの比率増加
日本人PMやブリッジSEの常駐
日本向け特化型開発プロセスの導入
などにより、地方の非エンジニアでもやり取りしやすい体制が整っています。
6. 東京に依存しない“地方×海外”の新しい開発モデル
東京を中心とした人材集中の中、地方の企業が直接海外パートナーと連携し、開発力を内製以上に高めていくことは、今後の強力な競争力になります。
東京の企業を経由しないことで、価格競争にも強く、機動力のあるビジネス展開が可能です。
まとめ:地方こそ、ベトナムとの連携に大きな可能性がある
オフショア開発はもはや“大企業だけのもの”ではありません。地方のシステム会社こそ、柔軟性・コスト・技術力という3拍子そろったベトナムとのパートナーシップを活用することで、大きな成長のチャンスを掴むことができます。
「まずは小さく試したい」「実際にどんな体制が組めるのか知りたい」そんなご相談も歓迎です。お気軽にお問い合わせください。
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